「晃彦さん、ここにいらしたんですね」
仕事帰りで紺色のスーツ姿の中原悠司は、ネクタイを緩めながらウォーキングクローゼットの中を覗いた。
白色に統一された6畳ほどの細長い空間は、作り付けの棚とパイプがしつらえられ、一目で上質なものと分かる品物がきっちりと整理されて納められていた。
「そろそろ、衣替えの季節かなと思ってね」
黒いシャツの袖口を腕までめくり上げた柏木晃彦が、ハンガーに掛けられた洋服の間から顔を出す。
「ああ、君のスペースも作っておいたよ。今度、一緒に夏物の服を揃えに行こう」
「今あるもので、僕は十分ですよ」
柏木の綺麗な筋肉がついた腕に見とれながら、中原はスーツの上着を脱ぐとハンガーに掛けた。
一緒に住んでいるのだから、いいかげん慣れてもよさそうなものだが、いまだに柏木を見るとどきどきしてしまう自分にあきれる。
「そういう訳にはいかないだろう」
長い腕で中原を背中から抱き締め、艶のある黒髪に顔を埋めて柏木が言った。
「次の日曜日だったね。君のご実家にお邪魔するのは。どうせなら、それに間に合うようにサロンにオーダーをだしておくのだったな」
実家の話を出されて、中原は大きな溜息をついた。
会って欲しい人がいると電話で知らせておいたが、その人が男性で、今はもう一緒に暮らしていて、しかも毎日のようにその人、柏木晃彦に抱かれているなどということまでは、とても言い出せなかった。
更に、彼と結婚同様の養子関係を結びたいということまで報告しなければならない。
両親とは昔から気持ちが通わない冷たい関係だったし、田舎の地主で、家柄を重んじる父親がどんな反応を示すのか、考えるだけでも恐ろしかった。
「心配しなくてもいいよ。僕は一度結婚しかけたからね。両親への挨拶はお手の物さ」
「……全然、状況が違うと思いますよ」
中原は弱々しく呟いた。
「悠司は心配性だね」
柏木の切れ長の目がきらりと光った。
「今だけでも忘れさせてあげようか……」
「やっ……、手、解いて……っ」
「まあまあ、たまには変わった場所でするのもいいじゃないか」
さっきまで自分が締めていたネクタイで手首を戒められ、頭上のパイプに半ば吊るされた中原を、柏木は満足そうに見つめた。
「そのパイプは100kgまで耐えられる様に出来ているから、少しぐらい暴れても大丈夫だよ」
「……暴れる?……いったい、何をする気なんですか……」
嫌な予感に襲われ、中原は小さな声で呟いた。
「君の新しいポイントを、そろそろ開発したくてね」
にこやかに笑って、柏木はシャツのポケットからしゃれたデザインの木製の洗濯バサミを取り出し、中原の目の前にかざした。
「……痛いっ、痛い……っ、これ、……外してっ」
ワイシャツの前をはだけられ、剥き出しにされた両方の小さな尖りをきつくばねで挟まれた中原は、目に涙を浮かべて身を捩った。
「いい子だから、もう少し辛抱してね」
柏木が顔を寄せ、赤く腫れて膨らみ、ばねの間から顔を出している先端をねっとりと舐め上げる。
「ん……」
ジンジンと痛む中心を刺激されて、中原の身体の中を電撃のような刺激が走った。
柏木は舌を止めることなく動かしながら、もう片方の先端に爪を立てた。
「あぁっ……」
中原は身体を逸らして、びくびくびくっと震え、甘い声を漏らした。
柏木の長い指が下肢に伸ばされ、布越しにそこを確かめるようになぞられる。
「ほら、痛いだけじゃないだろ……」
柏木の言葉に、中原は赤く染まった顔を伏せた。
続きを読む
目次へ戻る
仕事帰りで紺色のスーツ姿の中原悠司は、ネクタイを緩めながらウォーキングクローゼットの中を覗いた。
白色に統一された6畳ほどの細長い空間は、作り付けの棚とパイプがしつらえられ、一目で上質なものと分かる品物がきっちりと整理されて納められていた。
「そろそろ、衣替えの季節かなと思ってね」
黒いシャツの袖口を腕までめくり上げた柏木晃彦が、ハンガーに掛けられた洋服の間から顔を出す。
「ああ、君のスペースも作っておいたよ。今度、一緒に夏物の服を揃えに行こう」
「今あるもので、僕は十分ですよ」
柏木の綺麗な筋肉がついた腕に見とれながら、中原はスーツの上着を脱ぐとハンガーに掛けた。
一緒に住んでいるのだから、いいかげん慣れてもよさそうなものだが、いまだに柏木を見るとどきどきしてしまう自分にあきれる。
「そういう訳にはいかないだろう」
長い腕で中原を背中から抱き締め、艶のある黒髪に顔を埋めて柏木が言った。
「次の日曜日だったね。君のご実家にお邪魔するのは。どうせなら、それに間に合うようにサロンにオーダーをだしておくのだったな」
実家の話を出されて、中原は大きな溜息をついた。
会って欲しい人がいると電話で知らせておいたが、その人が男性で、今はもう一緒に暮らしていて、しかも毎日のようにその人、柏木晃彦に抱かれているなどということまでは、とても言い出せなかった。
更に、彼と結婚同様の養子関係を結びたいということまで報告しなければならない。
両親とは昔から気持ちが通わない冷たい関係だったし、田舎の地主で、家柄を重んじる父親がどんな反応を示すのか、考えるだけでも恐ろしかった。
「心配しなくてもいいよ。僕は一度結婚しかけたからね。両親への挨拶はお手の物さ」
「……全然、状況が違うと思いますよ」
中原は弱々しく呟いた。
「悠司は心配性だね」
柏木の切れ長の目がきらりと光った。
「今だけでも忘れさせてあげようか……」
「やっ……、手、解いて……っ」
「まあまあ、たまには変わった場所でするのもいいじゃないか」
さっきまで自分が締めていたネクタイで手首を戒められ、頭上のパイプに半ば吊るされた中原を、柏木は満足そうに見つめた。
「そのパイプは100kgまで耐えられる様に出来ているから、少しぐらい暴れても大丈夫だよ」
「……暴れる?……いったい、何をする気なんですか……」
嫌な予感に襲われ、中原は小さな声で呟いた。
「君の新しいポイントを、そろそろ開発したくてね」
にこやかに笑って、柏木はシャツのポケットからしゃれたデザインの木製の洗濯バサミを取り出し、中原の目の前にかざした。
「……痛いっ、痛い……っ、これ、……外してっ」
ワイシャツの前をはだけられ、剥き出しにされた両方の小さな尖りをきつくばねで挟まれた中原は、目に涙を浮かべて身を捩った。
「いい子だから、もう少し辛抱してね」
柏木が顔を寄せ、赤く腫れて膨らみ、ばねの間から顔を出している先端をねっとりと舐め上げる。
「ん……」
ジンジンと痛む中心を刺激されて、中原の身体の中を電撃のような刺激が走った。
柏木は舌を止めることなく動かしながら、もう片方の先端に爪を立てた。
「あぁっ……」
中原は身体を逸らして、びくびくびくっと震え、甘い声を漏らした。
柏木の長い指が下肢に伸ばされ、布越しにそこを確かめるようになぞられる。
「ほら、痛いだけじゃないだろ……」
柏木の言葉に、中原は赤く染まった顔を伏せた。
続きを読む
目次へ戻る
| ホーム |
