R18創作BL小説ブログです。性表現を多分に含みますので、18歳以上の方のみ、ご覧になって下さい。

(R18BL)大吟醸 第1話
「晃彦さん、ここにいらしたんですね」
 仕事帰りで紺色のスーツ姿の中原悠司は、ネクタイを緩めながらウォーキングクローゼットの中を覗いた。
 白色に統一された6畳ほどの細長い空間は、作り付けの棚とパイプがしつらえられ、一目で上質なものと分かる品物がきっちりと整理されて納められていた。

「そろそろ、衣替えの季節かなと思ってね」
 黒いシャツの袖口を腕までめくり上げた柏木晃彦が、ハンガーに掛けられた洋服の間から顔を出す。
「ああ、君のスペースも作っておいたよ。今度、一緒に夏物の服を揃えに行こう」
「今あるもので、僕は十分ですよ」
 柏木の綺麗な筋肉がついた腕に見とれながら、中原はスーツの上着を脱ぐとハンガーに掛けた。
 一緒に住んでいるのだから、いいかげん慣れてもよさそうなものだが、いまだに柏木を見るとどきどきしてしまう自分にあきれる。
「そういう訳にはいかないだろう」
 長い腕で中原を背中から抱き締め、艶のある黒髪に顔を埋めて柏木が言った。
「次の日曜日だったね。君のご実家にお邪魔するのは。どうせなら、それに間に合うようにサロンにオーダーをだしておくのだったな」
 実家の話を出されて、中原は大きな溜息をついた。
 会って欲しい人がいると電話で知らせておいたが、その人が男性で、今はもう一緒に暮らしていて、しかも毎日のようにその人、柏木晃彦に抱かれているなどということまでは、とても言い出せなかった。
 更に、彼と結婚同様の養子関係を結びたいということまで報告しなければならない。
 両親とは昔から気持ちが通わない冷たい関係だったし、田舎の地主で、家柄を重んじる父親がどんな反応を示すのか、考えるだけでも恐ろしかった。
「心配しなくてもいいよ。僕は一度結婚しかけたからね。両親への挨拶はお手の物さ」
「……全然、状況が違うと思いますよ」
 中原は弱々しく呟いた。
「悠司は心配性だね」
 柏木の切れ長の目がきらりと光った。
「今だけでも忘れさせてあげようか……」

「やっ……、手、解いて……っ」
「まあまあ、たまには変わった場所でするのもいいじゃないか」
 さっきまで自分が締めていたネクタイで手首を戒められ、頭上のパイプに半ば吊るされた中原を、柏木は満足そうに見つめた。
「そのパイプは100kgまで耐えられる様に出来ているから、少しぐらい暴れても大丈夫だよ」
「……暴れる?……いったい、何をする気なんですか……」
 嫌な予感に襲われ、中原は小さな声で呟いた。
「君の新しいポイントを、そろそろ開発したくてね」
 にこやかに笑って、柏木はシャツのポケットからしゃれたデザインの木製の洗濯バサミを取り出し、中原の目の前にかざした。
 
「……痛いっ、痛い……っ、これ、……外してっ」
 ワイシャツの前をはだけられ、剥き出しにされた両方の小さな尖りをきつくばねで挟まれた中原は、目に涙を浮かべて身を捩った。
「いい子だから、もう少し辛抱してね」
 柏木が顔を寄せ、赤く腫れて膨らみ、ばねの間から顔を出している先端をねっとりと舐め上げる。
「ん……」
 ジンジンと痛む中心を刺激されて、中原の身体の中を電撃のような刺激が走った。
 柏木は舌を止めることなく動かしながら、もう片方の先端に爪を立てた。
「あぁっ……」
 中原は身体を逸らして、びくびくびくっと震え、甘い声を漏らした。
 柏木の長い指が下肢に伸ばされ、布越しにそこを確かめるようになぞられる。
「ほら、痛いだけじゃないだろ……」
 柏木の言葉に、中原は赤く染まった顔を伏せた。
 
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(R18BL)大吟醸 第2話
 スーツの下衣を下着ごと取り払われて、下半身を曝し、洗濯バサミを胸につけられパイプに吊るされた中原は、あまりにもいやらしい自分の姿に、唇を噛んでぎゅっと目を閉じた。
 白いワイシャツだけを身につけているのがかえって淫靡で、こんな有様でも、この人の指に触られると勝手に昂ぶってしまう淫らな身体が心底恨めしかった。
「……凄く可愛いよ。悠司」
 自分はきっちりと服を着込んだままの柏木が少し掠れた声で言い、立ち上がり始めた中原の茎の裏側を、指ですうっと撫で上げた。
「あ、……ふっ」
 敏感な筋を弄られて、中原は腰を無意識に揺らした。柏木によって与えられる快楽を身体は熟知していて、嬉しそうに濡れ上を向いて揺れた。
 柏木は中原の前に跪くと、先端に軽く口付けた。
「君はすぐに達ってしまうから、ここに掛けてある服を汚しそうだね」
 柏木は周りを見回し、オレンジ色の高級メゾンの箱から茶色のリボンを外した。
「な、何を……っ」
「うん。ますます、可愛くなったよ」
 立ち上がり始めた根元をしっかりした布製のリボンできゅっと締められて、中原は恥ずかしさに身を捩り、柏木を喜ばせるだけとも知らず、少しでも隠そうと必死に足を擦りあわせた。
「では、始めようか……」 
 柏木はにっこりと微笑むと、中原のしなやかな白い身体に両手を伸ばした。
 
「……だめ……っ、も、もう、……許してっ」
 中原は、絶えず全身を襲う熱い疼きに翻弄され、啜り泣きながら訴えた。
「まだ、もう少し……」
 片足を持ち上げ、間に挿し入れた2本の指で中原の内を抉るように刺激しながら、柏木が耳元に囁く。
「射精しなくても、達けるよ……。ここ、気持ちいいでしょ」
 革製品を手入れするミンクオイルをたっぷりと塗り込められた内壁は、ぐちゅぐちゅと卑猥な音をたて、柏木の指を締め付けていた。
「やあぁ……っ」
 快楽の凝りを強く押されて、中原は身体を感電したように震わせた。
「こっちも、触ってあげようね……」
 柏木は優しく言うと、中原の濡れた先端を指の腹でぎゅっと押しつぶした。そのまま茎に指を絡め、軽く上下に揺すられる。
 出口を止められ、行き場を無くした熱い塊がどんどん腰に溜まり、中原を限界まで切なくさせる。
「あう……っ、うぅ……」
 もうまともに物を考えることも出来なくなって、腰を小刻みに揺らし、中原はただ喘いだ。
 ふっと意識が途切れると思った瞬間、身体の奥から熱い滾りが湧き上がってきた。
 後孔の粘膜が震え、射精の快楽とは違う、重く甘い絶頂が中原をさらう。
「は……っ、く、くうぅ……」
 身体の芯を震わせる快感の波に、心も身体もめちゃくちゃに乱される。
 波は引くことなく何度も何度も押し寄せてきて、中原を狂わせた。

「凄いな、君の内。ひくひく震えて、僕の指を飲み込んでいったよ……」
 柏木は満足げに言うと、指をずるっと引き抜いて、焦点の合わない目で荒い息をついている中原の両足の膝裏に手を掛け持ち上げると、大きく開いた。
 快楽に呆けた頭でなんとか柏木の意図を悟り、中原は怯えた表情を浮かべた。

 怖い……。
 まだ先程の絶頂の余韻が続いているように熱く疼く場所に、柏木の熱くて硬い肉を挿れられて動かされたら、僕は壊れてしまうかもしれない……。

 目に涙を浮かべ、弱々しく首を横に振る中原の頬に口付けて、柏木が言った。
「今だけは何もかも忘れて、僕のことだけ考えて……」
 柏木は容赦なく腰を進め、中原の後孔を貫いた。
「う……、うくぅ……っ」
 粘膜を押し広げながら、体内に入ってくるどっしりとした質量をもった楔は、まるで心まで貫くように、中原を犯した。
 柏木は最奥まで一気に捻じ込むと、胸を戒めていたばねをバチッと音を立てて毟り取り、激しく中原を突きはじめた。
「はあ……っ、ああっ……」
 手首と柏木に打ち込まれた楔によってのみ支えられる、宙に浮いた不安定な姿勢で揺さぶられて、深い忘我の境地へと中原は声を上げて堕ちていった。

 意識も朦朧とした中原の耳に、柏木の優しい声が響いた。
「こっちは僕がもらっておこう」
 張り詰めて痺れた先端が温かな粘膜に包まれるのを感じて、中原は雄の快楽にうめきながら、柏木の口内に自分を流し込んだ。
 
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